行政書士試験合格に必要な書籍
法律系資格試験の場合、三種の神器と言われているのが、
・ 基本書(教科書)
・ 条文(六法)
・ 過去問集
この三つです。
行政書士試験でもこのことは変わりません。
当たり前のことなんですが大事なのは、「自分でお金を出して買う」ということです。
過去問はさすがに買うとしても、基本書や条文にお金を出したがらない、というのはダメです。こういう人はたいがい落ちます。
当たり前のことなのですが、なかなかに難しい。
特に下手な参考書なんかに当たった場合、速攻で別の本を買い直す……というのが。
ここが受かるか落ちるかの分かれ目だったりします。
資格試験を受ける場合、本に出すお金には糸目をつけちゃいけないんだ、くらいの覚悟が必要なのです。
以下、それぞれの科目別に解説します。
が、その前に六法に関してですが、これは行政書士試験向きの六法が数冊出ています。
ポケット六法やデイリー六法などの小型六法(1300円〜1800円。たしか岩波のが一番安かったような気がします)でも足りますし、携帯にも便利なのですが、内容の充実度では行政試験六法のほうが格段に優ります。
値段は3,500円〜3,800円。
一番のオススメは週刊住宅新聞社の行政書士新六法です。
条文ごとの過去問のほか、受験に必要な最低限の判例が載っているのがオススメポイント。
また、重要語句を赤文字で書いてあり、赤色シートで文字を隠して知識チェックできるのも優れ物です。試験の直前期には助かります。
例年だと、毎年12月頃に最新刊が発売されます。
こちらの本はAmazonで中身チェックできます。
赤色シートはついてませんが、判例・過去問という点では早稲田セミナーの行政書士試験六法もありだと思います。
こちらは例年だと毎年1月頃に最新刊が発売されます。
こちらはAmazonでの中身チェックなし(2010年現在)。
行政書士試験研究会の行政書士試験六法はあまりオススメできなさそうです。
2010年現時点ですが、こちらには判例が入ってません。
憲法・行政法では判例が大切で、過去問でまだ出題されていない重要判例をチェックできないのは痛いです。
行政書士試験レベルだと、判例要旨だけチェックできればいいので、その意味で上の二冊のどちらかを購入されるといいでしょう。