行政書士試験の難易度
行政書士試験はどの程度難しいのか?
勉強を始めようとする方にとって、一番気になるポイントではないでしょうか。
トップページで少し触れましたが、例年の合格率が5〜6%前後ということですから、それなりに難しい試験だといえそうです。
受けたことのない人で、「行政書士試験とか簡単でしょ?」みたいなことを言う方もおられますが、実際には相当難しい試験といってよいでしょう。
実際、どの程度の勉強時間が必要でしょうか?
法学部卒(または法学部在学)で、資格試験の勉強をしたことがない平均的学生として、
1日4時間の勉強を8〜9ヶ月。
このあたりで、ようやく勝負になるラインです。
それもかなり良いアドバイスに恵まれて、良い受験予備校、良い書籍、良い勉強方法を教えてもらった場合に限定されます。
アドバイスなしの場合、普通の人間なら、この勉強時間では、まず落ちます。
ときどき「3ヶ月で受かる」と言ってる人がいます(そういうことを書いてある本もあります)が、それは間違いなく嘘です。
自分自身の場合、私は旧司法試験崩れの司法書士なので、3ヶ月ほどの勉強で受かってますが、それでも1日2時間ほどは勉強しました(そのほとんどが行政法。旧司法試験に行政法はなかったので)。
よほど博覧強記の人間でもない限り、行政法だけでそのくらいの勉強時間は必要です。
そうしてみると、1日4時間の勉強を8〜9ヶ月、ということになってきます。
それでも「まあ一応は勝負になる」という最低ラインで、合格確実とは言えません。
……恥を忍んで正直に告白しますが、1回目は「簡単でしょこんなもん」と、舐めきって受けたら落ちました。
言い訳になりますが、選んだ参考書が悪かった。
選ぶ参考書次第で、実に簡単に落ちます。
私の主観ですが、公務員試験のうち、地方上級(地域によって名称に若干違いがあるそうですが)とほぼ同レベルなのではないかと思います。
出題レベルはほぼ同程度です。
その地方上級の場合、平均勉強時間が1日6時間で8〜9ヶ月といったところだそうです。
法律系資格試験の勉強をしたことがない方にとっては、行政書士も同じくらいの時間が必要だと思います。
とはいえ、良い受験予備校、良い参考書・問題集に恵まれれば(これらが一番重要で、実はそれを探すのに一番時間が掛かるのですが)、それほど苦もなく合格することができる試験です。
そこで、良い受験予備校、良い参考書・問題集はどれなのか?
勉強方法とともに紹介していきましょう。